- コンテストの当日の持ち物って何がいるのかな?
- コンテスト当日にあると役立つ物ってなに?
- 初めてコンテストにでるけど不安だな
こんなコンテスト初心者の悩みを解決する記事になっています。
僕自身、今でこそ世界大会の舞台も経験してある程度大会で必要な準備について分かりますが、大会初心者の頃は周りに知り合いもいなくて、「何を持っていけばいいのか・どんな準備をすればいいのか」悩んだ経験があります。
なので、今回はコンテスト初心者に向けて「大会当日に絶対に必要な物と用意しておくと便利なもの」について僕の経験をもとに紹介したいと思います。
ぜひ、これからコンテストに出場しようと考えている方はこの記事を参考にしてみてください。
フィジークコンテスト当日に絶対に必要な持ち物リスト
まずは、フィジーク大会当日に絶対持っていくべき持ち物についてです。
大会当日に必要な持ち物は意外と多く、トランクでコンテスト会場に向かう人もいます。
ちなみに僕はこのバックで会場に向かっています。
県外で大会がある場合はトランクとバックの2つで向かうようにしています。
ということで、大きめのバッグを予め用意して、その中に必要なものを詰め込んでいきましょう。
絶対必要な持ち物リスト
- 衣装(サーフパンツ)
- パンプアップの道具
- カーボアップ用の食べ物・水分
順番に解説します。
衣装(サーフパンツ)
大会に出場するに当たって1番重要な物はサーフパンツです!
これを忘れてしまっては、ステージに立つ資格すら得られません。
他の持ち物を用意するのに一生懸命で、たまに忘れてしまう人もいるので最終チェックを忘れないでください。
僕は大会当日に忘れたり、万が一破れてしまったり無くしてしまった時でも対応できるように、サーフパンツを2枚持っていくようにしています。
サーフパンツの購入時期ですが、体が仕上がる前に買ってしまうとサイズが合わなくなる事があるので注意してください。
また、サーフパンツは規定ルールがあったり、選び方でステージ上での見え方が変わり、順位が大きく変わってきます。
サーフパンツの選び方が分からないという方は、【サーフパンツの選び方・色・おすすめブランド】について詳しく解説しているので参考にしてみてください。
パンプアップ道具
ステージ上で「これでもか!」というぐらい、筋肉がパンパンに張った最高の状態を魅せるために、パンプアップ道具は必需品です。
海外の大会ではマシンやダンベルなど、ジムに置いてあるような物が一式揃っていますが、日本の大会ではどの団体であってもパンプアップの道具はほぼ準備されておらず、持参しなければなりません。
パンプアップで代表的なゴムチューブ
1番オーソドックスなパンプアップアイテムで、大会当日に必須なゴムチューブです。
ゴムチューブがあれば、全身のパンプアップができます。
また、ゴムチューブは軽くて小さく、バッグに入れても邪魔にならない点と、ゴムの強度が自分好みに選べる点が使いやすく良いです。
ゴムの強度は強すぎても弱すぎても上手くパンプアップする事ができないので、自分にあった強度を探すために練習しておくといいです。
パンプアップ時のゴムチューブの選び方についてはこちらで詳しく解説しています。
正直、ゴムチューブだけあれば他のパンプアップ用品は無くても問題ありません。
大胸筋パンプ!プッシュアップバー
プッシュアップバーは、通常の腕立て伏せより、大きな可動域で大胸筋を刺激できるのでより短時間でパンプアップできます。
また、ステージ裏の床はかなり汚れているのですが、そこに触れなくていいですし、普通に腕立て伏せを行うよりも手首への負担を軽減できるのでおすすめです。
大胸筋のパンプアップは、フロントポーズでの印象を大きく左右するパーツなので、プッシュアップバーも持っておくと良いです。
腹筋ローラー
フィジークでは、腹筋の溝の深さは審査項目において重要な部分です。
クランチで腹筋のパンプアップを行なっても良いですが、効率よく張らせるためには、腹筋ローラーがあるに越した事はないです。
腹筋ローラーが小さくなって2つに分かれた、Wモンスターマンローラーというのもあります。
腹筋と大胸筋を同時に刺激できるという点で優れており、荷物も少なくなるのでプッシュアップバーを買う方はこちらのほうがおすすめです。
カーボアップ食材・水分
筋肉をパンパンに張らせるために、カーボアップ食材も必須です。
あとは、ステージ直前のパンプアップとポージングで普段の筋トレの数倍疲れます。
なので、エネルギーを補給するためにも、簡単に食べられる物を必ず持参しましょう。
- バナナ
- おにぎり
- 大福
- 干し芋
- はちみつ
などの消化が早く、お腹が張りにくい炭水化物源を持参する選手が多いです。
大会が初めてで炭水化物をどのくらい持っていけばいいか分からない…という方は、バナナやおにりぎを余分に持っていくのがおすすめです。
大会当日はできる限り早く消化・吸収ができるように、食物繊維があまり含まれていない食材を選ぶのがおすすめです。
また、パンプアップする際には炭水化物だけでなく、適度な脂質も筋肉を張らせるためには必要になります。
- ピーナッツバター
- ポテトチップス
- チョコレート
このような脂質が含まれている食事も持っていくと良いです。
また、これらの食材は塩分も含まれているのでパンプアップに有効です。
食べるタイミングは、体のコンディションを随時チェックしながらパンプアップの前に摂るようにするといいです。
大会前に水抜き・塩抜きを行いすぎて筋肉が張らない選手が多くいます。間違ったやり方では、逆に浮腫んでしまったり、筋肉が張らず今までの減量が台無しになってしまうので気をつけましょう。
水分
筋肉を”ッパリ”とさせるために、大会前から水分を控えた状態でコンテストに挑む選手も多いと思います。
その際に水分を抜きすぎると筋肉が張らなかったり、攣ったりしてしまう場合があるので、水分を忘れずに持っていきましょう。
飲み方は、自分のコンディションを見ながら塩分と一緒に調節するといいです。
ウィターゴは炭水化物だけでなく電解質も含まれているので、水に溶かしてパンプアップ前に飲むのがおすすめです。
大会初心者でありがちなのが、過度なカーボアップ・水抜き・塩抜きをしてしまい、大会当日は上手くパンプせずに好きな物を食べた翌日の方がコンディションが良かったというパターンがあります。
最近では、大会直前に調整をして120点を目指すのでなく、カーボアップや水抜きは行わず、普段の減量食を食べ続けて100点の状態で大会に臨むというのが主流になりつつあります。
コンテスト当日にあると便利な持ち物リスト
この項目は、無くても特に問題ありませんが僕がフィジークコンテストに出場していて、これがあると便利だなと思い、実際に使っているものをまとめてみました。
あると便利な持ち物リスト
- ジップパーカー
- サンダル
- マット
- イヤホン
- モバイルバッテリー
ジップパーカー
Tシャツを着ている選手もいますが、僕は必ず大会の時はジップパーカーを着て会場に行きます。
ジップパーカーだとステージ直前まで着ておく事ができるので、体が冷める心配をしなくても大丈夫です。
予選が終わり、決勝に向けて準備する際もすぐに着る事ができるので便利です。
また、ジップパーカーだと脱ぎ着する際にジップで行えるので、セットした髪型が崩れないというのが1番大きいです。
ラッシュガードは薄手で涼しいので、夏の暑い大会時期でも対応できるのが便利です。
またカラーリングをすると服が黒くなり、汚れが取れなくなるのですが、これは洗濯をすればすぐに汚れが取れます。
サンダル
いちいち靴下を履いて、靴に履き替えてというのは、出番直前などとても手間になるのでサンダルがあると便利です。
また、会場内の床は汚れていますし、裸足で移動すると何か落ちていた時に危ないです。
ヨガマット
大会に出場する選手が多い大会は待機する時間が長くなります。
そんな時にヨガマットがあれば、自分のスペースを確保出来ますし、寝て待機する事もできます。
ヨガマットは、少し大きく荷物になってしまうので大会の規模を事前に把握しておいて準備するといいです。
イヤホン
ステージ直前のパンプアップ時など「集中したいから他の人の声を遮断したい!」という人はイヤホンを用意するといいです。
ただ、ステージ裏は選手同士が仲良くなるチャンスです。自分のペースを保ちながらこんな感じでコミュニケーションが取れると大会がより楽しくなります。
この大会はフィジークの日本一を決めるグランドチャンピオンシップという大会ですが、ステージ裏ではこのくらい皆んな仲良くリラックスしています。
モバイルバッテリー
大会時は、自分の出番まで携帯を見たりSNSを更新したりするので、すぐに充電がなくなってしまいます。
充電が無いと、せっかく大会で仲良くなった選手と連絡先を交換できなかったり、写真や動画を撮る事ができなくなるので、モバイルバッテリーを1つ用意しておく事をおすすめします。
この充電器は僕も持っていますがかなり便利です。通常の充電器のようにコンセントから充電もできて、さらにモバイルバッテリーとしても持ち運びができます。
初コンテストは不安でいっぱい!
初めての大会は右も左も分からず、不安が多いと思います。その不安を少しでも解消する事で大会に自信を持って挑む事ができます。
フィジーク大会でのステージの動きや、ポージングに不安がある方は下記のページを参考にしてみてください。
▷フィジーク大会の基本のポージングについて
▷フロントポーズ編
▷サイドポーズ編
筋肉の大きさは短期間でどうする事もできませんが、ポージングを練習する事で実力以上にステージ上で体を大きく見せる事はできます。
参考までにですが、僕は大会前のポージング練習を毎日3時間は行っていました。少しでも順位を上げられるように練習してみてください。