「筋肉がつかないのは遺伝だと思っていませんか?」本当にそうなのか?【筋トレのプロが解説】

kaito
渋谷・池袋でパーソナルトレーナーをしている澤原魁門(kaito)です。@kaito.sawahara
筋肉がつかないのは遺伝のせいなのかな?

と思っている方、に朗報です。

僕はパーソナルトレーナーをしており、実際に「筋肉がつかない」という悩みの方を見てきましたが、正しい方法で筋トレを行なった結果、皆さん筋肉をつけることができています。

この記事では

「なぜ筋肉がつかないのか?」と、筋肉をつけるための3つの方法を紹介したいと思います。

「遺伝で筋肉がつかない」という悩みを解決していきたいと思います。
[toc]

目次

筋肉がつかないのは遺伝のせいなのか?

まず筋肉がつかない場合の遺伝的な要因から見ていきましょう。

遺伝は「筋肉がつきやすいか・つきにくいか」について1番大きく関係しています。

筋肉の大きさや発達には、筋繊維の数や、速筋と遅筋の割合が関係しており、これら全てが遺伝で決まります。

筋繊維の数は、多少少なかったとしても肥大させる事ができれば筋肉は大きくなります。

なので、筋肉を大きくする遺伝としては、速筋と遅筋の割合の方が重要になります。

速筋
速筋は、短い時間で大きなパワーを発揮する時に使われる筋肉です。

例えば、100m走などの短距離走や、お相撲さんなんかも速筋を多く使う競技になります。

遅筋
遅筋は、長時間に渡って力を発揮する時に使われる筋肉です。

例えば、マラソンなどの長距離走があてはまります。

短距離選手や、お相撲さんの体を想像してもらうと分かるかと思いますが、この2種類のうち筋肥大がおこりやすいのは速筋です。

遺伝的に速筋の割合が多いう人は「筋肉がつきやすい」という事が言えます。

同じトレーニングを行なっていても、筋肉のつくスピードに差があるのはこのためです。

「筋肉がつかない」と感じているのは、少なからず遺伝的な要因もあるという事です。

「筋肉がつかない」と言う人が見直すべき事

遺伝の話をしましたが、筋肉がつかないからと言って全て「遺伝」のせいかと言われれば、そうではありません。

筋肉がつかない」と感じている人は、まずこの3つのポイントを見直してみましょう。

3つのポイント

  • 筋トレ
  • 休養
  • 栄養

栄養

筋肉がつかない」という悩みで最も多い原因がこれです。

筋肉がつかない人は、食べる量が圧倒的に少ない傾向にあります。

参考記事【筋肉を太くするための基礎知識】筋肉を大きくしたい人はこちらの記事を参考にしてください。

あわせて読みたい
【筋トレのプロが教える】圧倒的に筋肉をつける食事方法について【フィジーク日本代表が解説】 今回は、こんな悩みを持った筋トレ初心者の方に役立つ記事となっています。 この記事では「筋肉をつけるための基礎知識」について解説します。 この「筋肉をつけるため...

特に筋肉をつける上で、重要な栄養素はタンパク質です。

目安として、男性の方であれば体重×2〜3gのタンパク質を目安に摂取するといいです。

他の炭水化物や脂質の栄養素ももちろん重要ですが、特に日本人はタンパク質の摂取量が少ない傾向にあるので意識して摂取するようにしてください。

参考記事筋肉をつける場合のタンパク質の量は【筋肉をつけるために必要なタンパク質量と食事のタイミング】を参考にしてください。

あわせて読みたい
【効率よく筋肉をつけるために必要なタンパク質量と食事のタイミング】アミノ酸スコアとは?【フィジー... と疑問をお持ちの方のお悩みを解決できる記事になっています。 この記事で「筋肉をつけるためのタンパク質量」を理解すれば、筋肉がつかないという方も、筋肥大を実感で...

体重×2~3gのタンパク質量ですが、80kgの人が1日に必要な量は160g〜240gになります。

このタンパク質をお肉から摂取しようとすると、800g〜1.2kgのお肉を食べなければいけない事になります。

この量を食べられないという人は、プロテインを活用する事をおすすめします。

参考記事プロテイン選びで悩んでいる人は【筋トレする人におすすめのプロテイン4選!】を参考にしてください。

あわせて読みたい
【2023年版】筋トレする人におすすめのプロテイン4選!味・成分・値段でランキング付け【フィジーク日本... こんな「プロテイン選び」で悩んでいる方は参考にしてみてください。 最近ではプロテインの種類も増えきており、初心者にとってどのプロテインを選んだら正解なのか難し...

筋トレ

「筋肉がつかない」と悩んでいる人は、少なからず筋トレをしたことがある人だと思います。

ですが、そのやり方が実は正しくなかったから筋肉がつかなかったのかもしれません。

  • トレーニングフォームは正しかったか?
  • 重量設定が適切だったか?
  • 回数設定は?

筋トレは一見簡単そうに見えますが実は奥の深いものです。

筋肉をつけたい場合は、筋肉をつけるためのトレーニングプランを立てなければなりませんん。

参考記事筋肉をつけるためのトレーニング方法は【筋トレにおける正しいセット数・回数・インターバルの取り方は?】を参考にしてください。

あわせて読みたい
筋トレにおける正しいセット数・回数・インターバルの取り方は?【筋肉をつけるための方法】 今回はウエイトトレーニングについてお話していきたいと思います。 「パワー・瞬発力をつけたい」「筋肉を大きくしたい」「マラソンを走りきれる体力が欲しい」 このよ...

休養が足りていない

「筋トレを毎日しているのに筋肉がつかない」という人は、毎日行なっているが故に、逆に筋肉がつかない原因である可能性があるかもしれません。

筋肉がつく流れ
  • 筋トレ→筋肉を破壊
    ⬇︎
  • 栄養→筋肉に栄養を与える
    ⬇︎
  • 休養→筋肉を修復

この流れを適切に行う事で筋肉は成長していきます。

なので、筋トレは筋肉を破壊する行為であり、休養をとってあげないという事は毎日壊す作業を行なっているという事になります。

筋肉を効率的につけたければ、筋肉を休ませる事も大事です。

目安としては、同じ部位の筋トレを行う場合は2〜3日間隔をあけましょう。

筋肉がつかないのは遺伝:まとめ

「遺伝的に筋肉がつかないのかな?」と思っている人も諦めずに今回お話した事を参考に3つのポイントを実践してみてください。

簡単におさらい

  • 筋肉がつきやすいか、つきにくいかは遺伝で決まる
  • 筋繊維の数と速筋・遅筋の割合が関係する

3つのポイントを意識すれば筋肉はつく

  1. 栄養をとる
  2. 休養をとる
  3. 筋トレをする

確かに筋肉のつきやすさは、遺伝で左右されると言えますが3つのポイントを意識さえすれば筋肉をつける事は可能です。

遺伝を変えることは残念ながらできませんが、自分の遺伝的特徴を把握して、今回紹介した正しい方法で努力をすれば必ず筋肉はつくので信じて頑張ってください!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次