- フィジーク大会に初めて出場する
- フィジークのポージングがわからない
- サイドポーズのコツを知りたい
というフィジーク大会に初挑戦する人も、挑戦中の人もこの記事を参考にしてみてください。
サイドポーズは、かなり難しいポージングなので、一度練習しただけでは習得は難しいので反復して何回もこの記事を読んで練習してください。
まず、基本の「サイドポーズ」を説明した後に、審査員の見ているポイントと、僕がサイドポーズで意識している事について説明していきます
この記事を書いている僕は、現役のフィジーク選手です。
それでは、「サイドポーズ」について解説していきます。
フィジーク大会:サイドポーズの基本
大会に出た事の無い方はまずはこちらの記事で、ポージングの流れについて参考にしてみてください↓↓↓
サイドポーズはまず、右足が軸の場合は右手の親指を除いた4本指を揃えて腰に当てます。そして右足を後ろに流します。
これがサイドポーズになります。
サイドポーズのポイント
サイドポーズで審査員が見ているポイントはこんな所です。
ポイント
- ウエストの細さ
- 腹斜筋
- 広背筋の広がり
- 肩の張り出し
- 胸の丸み
- トータルバランス
ポージングで意識している事
腹斜筋を見せる
腹斜筋を見せるためには、まず絞れている事が条件ですが以下の事を意識して行ってください。
- 肩と胸を張る
- 息を吐き切る
- 吐ききったところでキープ
- その状態で腹筋に力を入れる
ポイント:ヘソは固定
サイドポーズでは、ヘソを審査員に向けないように意識しています。
審査員にヘソを向けると、腹全体が見える事でウエストが太く見えてしまいます。
できるだけ審査員側にヘソが向かないように固定したまま、赤い線の上側だけを正面に向けるようにします。
こうする事でウエストが太い僕でも、横から見た時に広背筋のラインからウエストを細く見せる事ができます
ヘソから上を正面に向けるのが難しい人は、ポールを横向きにしてかついで左右にひねる練習を行いましょう。こうすることで徐々に可動域が広がります。
ポイント:骨盤
サイドポーズでは骨盤を少し前傾させます。
骨盤を前傾させると、腰のラインに曲線ができ、綺麗に見えます。
全体的に見ると、頭の天辺から足先で「S」の字ができているようなイメージで、立つようにしています。
逆に、骨盤を後傾してみると不恰好になるのが分かるかと思います。
ポイント:1本の軸で立つ
重心は、軸足において、1本の軸で立つように意識します。
左右の重心は、「軸足9:1反対の足」になるぐらいです。
ほぼ軸足に重心があるので、反対の足を床から上げてもキープできる状態です。
ポイント:親指で肩を出す
フィジークでは、やはり「肩の丸み・大きさ」はマストです。
サイドポーズで肩の張り出しをだすためには、腰に当てている親指で腰を押すような形をとります。
こうすることで肩が潰れる事なく、肩の後ろの筋肉(リア)まで大きく見せることができます。
腰にあてている親指で「ックイ」と上げる感覚です。
文章でお伝えするのは難しいので、詳しく知りたい人は、ポージングを受けに来てください。
ポイント:胸に力をいれない
胸に力を入れると、形が潰れてしまいます。
そのため、写真の矢印部分を意識して力を抜くようにします。こうする事で胸の力が抜けて、大きく形の綺麗な大胸筋をアピールする事ができます。
これより先は、「完全解説ポージングマニュアル」で解説しています。
フィジーク大会:ポージングまとめ
紹介したポイントはほんの一部ですが、これを意識しなくても瞬時にポーズをとれるようにしましょう。
大会本番では、緊張や焦りから100%納得のできるポージングはできないので、今すぐにポージング練習を始めた方がいいというのが僕からのアドバイスです。
ポージング練習の時間を作って練習する事が出来ない人は、朝起きた時・ジムでのインターバル中・鏡にうつった時など、気付いた時にワンポーズを決めたりしてみると良いと思います。
まとまったポージング練習の時間がとれなくても、このような一瞬の時間でも、練習を積み重ねていけば必ず上手くなっていきます。
ポージングの重要性に気づいていない方はまだまだ沢山います。その中でいち早くポージングの重要性に気づく事ができれば、筋肉量をカバーして上位入賞する事も可能です。
実際に指導させていただいた方の感想もこちらに載せてありますので参考にしてみてください。
サイドポーズだけでなく、フロントポーズ・バックポーズ・その他ステージで意識している事については【フィジーク競技】ポージング完全解説】にて販売しています。